トクホに認定された血圧を下げるお茶

◆ 緑の抑茶

静岡県の佐藤園という会社が販売しているトクホ認定の緑の抑茶は、スティックタイプの粉末のお茶で1日1包100ml飲むことで改善されるとのことです。 血圧を下げるお茶は少ないですが、緑の抑茶の構造はGABAというストレスによる交感神経の働きすぎを抑制する成分が消費者庁に認められています。 1ヶ月分で3,066円と少し高めですが、臨床試験では12週間続けることで収縮期の血圧が12mmHg減っているデータが認められました。

価格:2,661円/30包


◆ 胡麻麦茶

消費者庁がトクホで「血圧が高めの方に」と記載できる成分の一つにゴマペプチドというものがあります。 サントリーの胡麻麦茶には、ゴマペプチドが入っていることでトクホとして表記の許可を貰えてます。 ゴマペプチドはACE阻害薬と同じ働きをして、血管を収縮させる成分を抑えることで血圧を下げるという仕組みです。 このACE阻害薬は病院で処方される降圧剤の4種類の内の一つですが、病院の薬とゴマペプチドがどれだけ効果が違うかは不明です。

価格:3,425円/24本


◆ 杜仲源茶

350mlで204円のトクホの赤いペットボトルで「血圧が高めのかたに」ゲニポシド酸含有と表示してありましたが、小林製薬さんの公式ページでは製造終了になっています。 しかし、同じ小林製薬さんの杜仲茶で効能が謳ってない「茶色のパッケージ」のものは販売を継続しています。 2017年に突然ですがネット広告の代理店である東証一部上場の広告主を降りたのも関係があったのかもしれません。 血圧を下げるお茶として、杜仲茶とゲニポシド酸が数値改善の効果があったと消費者庁に認められて販売開始したのに終了したのは、恐らく効果がなかったからなのでしょう。 以前にトクホの大嘘と週刊新潮に2017年に掲載されたリストには色々な市販のお茶がありましたがその余波なのかもしれません。 杜仲茶が本当に血圧降下の作用があるのかどうかを検証していきましょう。


◆ 燕龍茶

ダイドーが販売していた燕龍茶ですが現在は販売中止になっています。 2012年発売にも関わらず2018年時点で工場での生産はストップのようです。 杜仲茶と同じく燕龍茶は消費者庁にトクホとして認定してよい成分になっています。 販売中止の理由はダイドーの公式サイトには記載されておりません。

血圧を下げるお茶は意外と少なく勘違いされやすい

トクホ認定でも血糖値を下げるとか脂肪やコレステロールを減らすとかはヘルシアや伊藤園の特茶など多いのです。 一方で「血圧が高めの方に」と表記できる商品は、2018年現在で販売しているものは「緑の抑茶」と「胡麻麦茶」と同じサントリーの「ゴマペプ茶」と「燕龍茶」の4種類です。 日本古来の緑茶は良さそうに見えて少ないのは、トクホに認められる成分が市販のお茶に使いづらいからなのでしょう。 気になるのは消費者庁が認めている成分の燕龍茶と杜仲茶が販売を過去に終了している点です。効果がなかったのでしょうか。

お茶の効果は厚生労働省関連の国立健康栄養研究所では否定

杜仲茶は杜仲の葉をお茶にしたものが、40年前くらいから高血圧に効果があると言われて健康ブームになったりしてました。 世間にはあまり知られていないことですが、杜仲には「樹皮」と「葉」の部分でそれぞれ効果や分類が全く異なっています。 樹皮の方は生薬として医薬品に分類されていて腰痛や肝臓に良いとされています。 対して「葉」の部分は健康食品扱いで、血圧を下げる効果があるお茶などとして販売されてきました。 トクホが許可したのは「杜仲の葉」の方で「血圧が高めの方に適した食品」と表示することが許可されました。 しかし、国立健康栄養研究所では世界的な臨床試験を見ても血圧低下の効果を裏付ける実験データは存在しませんと言い切ってます。

消費者庁がトクホに認定した成分はゲニポシド酸

平成27年の消費者庁のトクホの説明で「血圧が高めの方に」と表示できる成分の例として「ラクトトリペプチド、カゼインドデカペプチド、杜仲葉配糖体(ゲニポシド酸)」とあります。 成分が入っていれば全部表示許可を貰えるかというとそうではなく、各商品ごとに科学的根拠が明らかかどうかを厳重に審査しているとあります。 杜仲茶が血圧を下げるお茶としてここに名前があるということは、効果があったデータが存在したことになります。 ラクトトリペプチドという成分も調べてみるとトクホではなく、現在は自己申告の機能性表示になっているのが不思議に思えます。 ゲニポシド酸という成分も調べても複雑で分からなかったのですが、お茶を飲むことで血圧が下がるというのは言い過ぎのような気がします。

トクホ認定以外で血圧を下げるお茶はあるの?

◆ ドクダミ茶

ドクダミ茶は分類として「生薬」とされていて日本薬局方にも記載があり健康食品ですが、血圧を下げるお茶として普段からの予防になるとされています。 実際に数値を下げる効果が見られたわけではないですが、普段の生活で未然に防ぐには良いとされている食品になります。 副作用として高カリウム血症や肝機能数値の上昇がみられるので用法を守って過剰に飲むのは控えましょう。

価格:512円/24包


◆ 玉露

緑茶や玉露が良いというのではなく、カフェインの含有量が多いと血圧を下げるお茶として効果があります。 理由は後述しますが、カフェインは余分な水分の利尿作用があり高血圧を抑えるのに良いとされています。 お茶で100ml中のカフェインが一番多いのが玉露で煎茶よりもタンニンが少なく甘い味になります。

 お酢が血圧を下げる15mmhg【トクホ黒酢か穀物酢】

カフェインは体内の塩分を減らし血圧低下になる

カフェインは体内の水分を排出しやすくする利尿作用があります。 尿には水分と共に血液中の塩分も一緒に含まれるので、カフェインにより体内の塩分濃度を下げる役割があることになります。 お茶が血圧を下げると言われている理由は、この利尿作用があるからです。 しかし、カフェインだけでいうと、どんなお茶よりもコーヒーの方が含有量が多いので数値を下げるだけならコーヒーの方が本当は優れているのです。 しかし、どちらも過剰摂取することで慢性的な中毒になるのでお茶やコーヒーので血圧を下げようとするのは健康にあまり良くないので、おすすめできません。


 血圧を下げる一覧【食べ物や方法】20mmHgの効果

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